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潮時

しおどき


[潮時]
もとは潮の満ち引くする時のこと。漁師は漁に出るとき、潮の満ち引きを判断して、最適のときに船を出したことから、転じて、物事を始めたり終えたりするのに適当な時機をいう。ちなみに、海が荒れることを「時化る(しける)」というが、これは湿り気を帯びる意の「湿気(しけ)る」と同語源で、「時化」は当て字。また、海が時化ると漁師の収入が少なくなることから、金回りが悪くなる、気持ちが落ち込むことを「時化る」というとする説がある。なお、春先に吹く突風を「春一番」というが、これももとは漁師の間で用いられた語。