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猿轡

さるぐつわ


[猿轡]
声を立てさせないように、布などを口にかませ、首の後ろで結んでおくもの。「猿轡をかませる」という言い回しで使われる。「くつわ」は、「くちわ」が転じた語で、馬の口にはめる金具のこと。「猿」は馬と相性が良く、猿が厩に居るだけで、馬が大人しくなったという、そこから、二つの言葉が結び付いたとする説がある。なお、その轡に結びつけ馬を操る綱を「手綱(たづな)」といい、馬の進行を制御するとこから、転じて、人を動かして業況をコントロールすることを「手綱を締める」「手綱を緩める」という。また、人が手綱をとっている馬の尻に乗ることを、分別もなく他人の言動に便乗するさまにたとえた語が「尻馬に乗る」。