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御無沙汰

ごぶさた


[御無沙汰]
「沙汰」は、「沙」は砂、「汰」はより分ける意で、もとは水中でゆすって砂の中から砂金や米をより分けること。よくないものを選別するところから、物事の善悪・是非などを論じ定める意が生じ、そこから決定したことなどを知らせる意に派生し、さらに便り、知らせ、音信の意ともなった。また、対象とするものが噂や意見などであることから、その意味も持つようになった。したがって、不義や怠惰の意が含まれることから、それを否定した形が「無(不)沙汰」で、相手を敬って、その人への「無沙汰」をいう挨拶として、接頭語の「御」を付けた「御無沙汰」が常套文句となった。