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くわばらくわばら

くわばらくわばら


[くわばらくわばら]
もとは落雷を防ぐために唱える呪文、転じて、嫌なことや災難を避けようとして唱える呪文をいう。死後に雷神となったという菅原道真の所領であった桑原庄には落雷がなかった、という言い伝えに由来する。なお、「雷」は、もとは「神(かみ)・鳴(な)り」の構成で、本来は雷鳴を指し、鳴るもの自体の名ではなかった。ちなみに、古くは「くしゃみ」をしたあとに、「くさめ さくめ」と呪文を唱えると、災いを免れると信じられていた。もとは「くしゃみ」を「くさめ」といい、くそくらえの意の「糞食(は)め」の転とする説がある。