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くだらない

くだらない


[くだらない]
動詞「くだる」の未然形に打消しの助動詞「ない(ぬ)」からなる語。「くだら・ぬ」は「へりくだる」(謙遜する)ことをしないという意から、まじめに取り合うだけの価値がない。程度が低くてばからしいの意に派生したとする説がある。他には、京都や大坂から江戸へ運ばれない酒は、悪い酒の代名詞として「下らぬ酒」と呼ばれ、そこから価値のないものを「くだらない」と形容するようになったとする説もある。なお、おもしろくない、とりあげる価値がない意の「つまらない」は、動詞「詰(つ)まる」の未然形+打消しの助動詞「ない」の構成で、収まりが悪い、落ち着かないの意から派生したとされる。ちなみに、「詰まる」の連用形から名詞化して、副詞としても用いられる語が、結局、果て、要するにの意の「つまり」。