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狐の嫁入り

きつねのよめいり


[狐の嫁入り]
闇夜に山野などで点々と燐火が連なって、嫁入り行列の提灯のように見えるものを、どこにも婚礼の予定がないのに、そのように見えるのは狐が化かしているとして「狐の嫁入り」といった。それが、異様な光景を指す言葉となり、転じて、日が照っているのに、急に雨がぱらつくことも意味するようになった。ちなみに、稲荷神の使いとされる狐の好物が油揚げであることから生じた語が「稲荷鮨」。