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キセル

きせる


[キセル]
「煙管」は当て字で、カンボジア語で「管」「パイプ」を意味する「khsier(クシエル)」が変化したもの。本来は、刻み煙草を吸うための道具のこと、羅宇(ラウ)と呼ばれる途中の管には細い竹が使われ、両端(吸い口・雁首)は金属製であるところから、転じて、乗降駅付近だけの切符だけ買って、途中区間を不正乗車するという意味で用いられるようになった。なお、無賃乗車のことを「薩摩守(さつまのかみ)」ともいうが、これは武将の平忠度(たいらのただのり)が薩摩守であったことから、名を「ただ乗り」に掛けた語。ちなみに、キセルのたばこをつめる部分を、形が雁の首に似ているところから「雁首(がんくび)」という。