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肝心

かんじん


[肝心]
「肝腎」とも書く。肝臓と心臓、または、肝臓と腎臓のことで、人体の五臓のうち、とりわけ重要な臓器で欠くことのできないものであるところから、転じて、最も重要な事柄の意味で使われるようになった。なお、ある物事の最も大切な部分を「要(かなめ)」というが、もとは、扇の骨をつなぐために、その末端部分に穴を開けてはめ込むくさびの意で、その形が「蟹の目」に似ていることから生じたという説がある。ちなみに「もつ焼き・もつ煮込み」の「もつ」は「臓物(ぞうもつ)」の上略。