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がめつい

がめつい


[がめつい]
けちでがっちりしている。利益を得ることに積極的で抜け目がないをいう。昭和34年に公演された菊田一夫作の戯曲「がめつい奴」から、全国的に広がった言葉。関西方言でスッポンを「ガメ」といい、くわえたら離さないことをたとえ、それに「ごっつい」「きつい」などの「ツイ」を語尾に付けたとする説、欲張る意の麻雀用語「がめる」と関西方言の「がみつい」を結合させたとする説、菊田一夫の造語とする説などがある。なお、けちな人を人名のように表した「伊勢屋与惣治(いせやよそうじ)」は、伊勢出身の商人には勤倹の人が多かったところから「伊勢屋」に、遊びに誘っても「よそう」と言って帰ることから「与惣治」を付けたもの。