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胡散臭い

うさんくさい 


[胡散臭い]
江戸時代、「胡盞(ウサン)」という黒い上薬をかけた抹茶茶碗は、高価な高麗の焼き物といわれたが、生産地や年代などがはっきりしなかったことから、偽物くさいこと、どことなく疑わしいことを、「うさんくさい」というようになったとする説がある。他には、漢語で「怪しくて疑わしい」を意味する「胡乱(うろん)」からとする説、ポルトガル語で「怪しい人」を意味する「Vsanna(ウサンナ)」からとする説などもある。「臭い」は、「・・・らしい」を意味する接頭語。なお、「胡乱」の語源は、北方の異民族である「胡(えびす)」が中国を乱したとき、住民があわてふためいて混乱に陥ったことから出た言葉とする説がある。