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いびつ 


[歪]
「飯櫃(いいびつ)」が音変化した語。飯櫃とは、炊いた飯を移す木製の容器で、楕円形のものが多かったことから、「楕円形」の意となり、転じて、物の形が歪んでいること、物事の状態が正常でないことをいう語となった。また飯櫃の形から、金貨・銀貨などの小判も意味する。ちなみに、江戸時代までの硬貨は円形で中央に四角い穴が開いていて鳥の目に似ていたことから、お金や銭のことを「鳥目(ちょうもく)」ともいう。