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板につく

いたにつく


[板につく]
「板」は舞台の板のこと。役者が経験を重ねると、芸が舞台としっくり調和してくるということから出た語、転じて、経験を積んで、動作や態度が地位・職業などにしっくり合うことの意味で一般にも広く用いられるようになった。なお、芝居の幕が開いた際にすでに舞台に登場している役者を「いたつき」という。ちなみに、物事が食い違って調和していないさまを「ちぐはぐ」というが、これは、金槌を指す「鎮具(ちぐ)」と釘抜きを指す「破具(はぐ)」からで、打った釘を釘抜きで抜くというような、かみ合わない様子から生じたという。