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韋駄天

いだてん


[韋駄天]
梵語で跳ぶ者の意の「skanda(スカンダ)」を中国で「塞建陀(スカンダ)」・「建陀(ケンダ)」と音写して、のち「建」を「違・韋」に誤って、「韋駄天」と表記したとする説がある。「スカンダ」は、もとはバラモン教の神で、のちに仏法の守護神なった。日本では、足の速い神とされることから、足の速い人をたとえる語として「韋駄天」が用いられるようになった。なお、たいへん敏速に行動すること、特にすばやく逃げて行方をくらますこと「逐電(ちくでん・ちくてん)」というが、これは「逐」は追いかける、「電」は稲妻の意。