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いかさま 

いかさま 


[いかさま ]
漢字で「如何様」と書き、もとは「どのように、どんなふうに」という疑問の気持を表す言葉で、それが「なるほど、いかにもその通り」という応答の意味で用いられるようになり、さらに「いかにも本当らしく思わせるようなもの」という気持ちから、「いかさまもの」という表現が生まれ、その略が現在の意味となったとする説がある。他には、江戸時代に威厳を保つために「如何様、左様・・・・」と相槌を打ちながら、陰で相手をだますような武士を「如何様野郎」と呼んだという説がある。なお、世間並みと異なった趣味や嗜好、本物に似せたまがいものを「如何物(いかもの)」というが、これは「イカサマモノ」の略とする説がある。ちなみに、「いんちき」という語は、賭博から出た俗語で、相手の目をごまかして不正を行うことをいうが、「いかさま」をトンチキ、コンチキ、ヘンチキなどにならって排斥を示す接尾辞「チキ」をもって「いんちき」と創作したとする説がある。