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許婚

いいなずけ 


[許婚]
「許嫁」とも書く。中世武家時代に習慣化したもので、双方の親同士の合意によって、幼少の時から結婚する約束をしておくことをいう。結婚の約束をするの意の動詞「言ひ名付く(いひなづく)」の連用形が名詞化した語とする説がある。他には、「結納付け(ゆひのうづけ)」が転じたとする説、「忌名付け(いみなづけ)」が訛ったとする説がある。ちなみに、縁談や訴訟の仲立ちをする人を「桂庵(けいあん)」という、これは江戸時代の医者の大和桂庵が縁談の世話をよくしたことから生じた語。