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あばたもえくぼ

あばた 


[あばたもえくぼ]
漢字で「痘痕も靨」と書く。「あばた」は、天然痘が治ったあとの皮膚に残る窪み。語源は、梵語でかさぶたを意味する「arbuda(アルブダ)」の音写語「?浮陀(あぶだ)」が訛ったとする説があり、江戸時代より僧侶間で「天然痘」を指す隠語として用いられ、のち派生して、現在では単なる吹き出物も「あばた」と呼ぶようになった。惚れていれば、相手の欠点も長所に見えるという意味で「あばたもえくぼ」という言葉が生れた。なお、天然痘を「もがさ」ともいう、この「も」は「汗疹(あせも)」の「も」などと同じで「痘」の意とする説がある。