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当たり前

あたりまえ


[当たり前]
「当然(とうぜん)」の当て字「当前」を訓読みにした語で、そうあるべきこと。ごく普通のこと。ありふれていることをいう。他の説には、古く、漁獲や収穫などの共同作業をした際、各人の分け前のことを「当たり前」といった。配分を受け取るのは当然の権利であることから、「当然」の意が生じたとする説がある。なお、当たり前を意味する俗語「あたぼう」は、「当たり前だ、べらぼうめ」の略とされる。ちなみに、当然の意を表す「須く(すべからく)」は、漢文訓読で「・・・すべきだ」の意を表す「須」の字を訓むときに用いたもので、動詞「す」に推量の助動詞「べし」の付いた「すべし」のク語法とされる。