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足を洗う

あしをあらう


[足を洗う]
仏教から出た語。裸足で托鉢の修行に歩いた僧は、庵に帰ってくると泥足を洗い、俗界の煩悩を洗い清めてから仏業に入った。そこから、悪い仲間から離れる。好ましくない生活をやめるという意味に派生した。ちなみに、煩悩をさす「濡」が「有る」と正道を誤ることから、道を見失って迷うという意が生じた語が、あてもなくさまようことをいう「うろうろ(有濡有濡)」とする説がある。他には、「うろたえる」の「うろ」を重ねたとする説もある。