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阿漕

あこぎ 


[阿漕]
三重県津市東部一帯の海岸「阿漕ヶ浦(あこぎがうら)」の略。古くは伊勢神宮の御領で禁漁区だったが、漁師がたびたび密漁をして捕らえられたという伝説から、同じ行為を繰り返すことを表す言葉となり、転じて際限なくどこまでもむさぼるという意味で用いられるようになった。一般に広がったのは「古今和歌六帖」の中にある和歌による。ちなみに、すべて残らず取り入れることを「網羅(もうら)」というが、これは魚をとる網と、鳥をとる羅(あみ)から出た語。