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アキレス腱

あきれすけん 


[アキレス腱]
踵の骨の上についている腱のことで、比喩的に重要な点から、転じて致命的な弱点を指す。ギリシア神話の英雄アキレウス(ラテン名・アキレス)が、トロイ戦争で唯一の弱点であった踵(アキレス腱)を射られて、命を落としたという故事に由来する。「腱」は、オランダ語の「pees」の訳語。同様に、相手の弱点をいう「搦め手(からめて)」は、もとは城やとりでの裏門、敵陣の後ろ側から攻める軍勢のことで、転じて、相手が注意を払っていない部分の意で用いられている。ちなみに、向こう脛を「弁慶の泣き所」ともいうが、これは弁慶ほどの豪傑でもそこを打たれると痛さのあまり泣くということから生じたもの。