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山中城(愛知県)

やまなかじょう【城】


[山中城(愛知県)]
岡崎城主・西郷氏が築城して本拠地とした。大永4年(1524)、3代目・信貞の時、安城城の松平清康に夜襲をかけられ落城。清康は守山崩れで天文4年(1535)暗殺され、跡を継いだ広忠は今川義元を頼った。義元は見返りとして竹千代を人質として要求し、山中城を西三河進出の拠点とした。永禄3年(1560)今川義元が桶狭間の戦いで死ぬと、松平元康は義弟・久松俊勝を先陣として山中城を落とした。永禄6年、一揆勢に山中城は一時占領されたが、翌年、東三河へ本格的に進出した家康が、天正18年(1590)の関東移封まで酒井忠次に山中郷の知行を安堵した。