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丸山城(三重県)

まるやまじょう【城】


[丸山城(三重県)]
伊勢の国司北畠氏に養子に入った織田信雄は、伊賀の領国化を図り、天正6年、伊賀の拠点として丸山城を築いた。この築城が、「天正伊賀の乱」の要因となり、天正7年には、築城に反発した伊賀の国人たちによって攻められ、一揆軍に占領された。天正9年、信長自らが4万の軍勢を率いて伊賀に攻め込み、一揆軍の立て籠もる丸山城を始めとする伊賀の城砦をことごとく陥落させ、伊賀を完全に領国とした。丸山城は、その後城主に返り咲いていた滝川雄利が伊勢松ヶ島城に天正12年に移ったころ廃城となった。