修正依頼



真里谷城(千葉県)

まりやつじょう【城】


[真里谷城(千葉県)]
康正二年(1456年)に真里谷武田氏の祖・武田信長が築いた城。ここを居城とした真里谷武田氏は、大多喜城や久留里城などの支城を築いて上総国に勢力を伸ばし、三代信興のころからは真里谷氏を称した。天文九年(1540年)に一族の勝真勝が久留里城を里見氏に譲り、以後真里谷城も里見氏の支配下となった。房総丘陵の尾根上に築かれた山城で、戦国時代に入るより前の時代の関東争乱期に築城された比較的古いタイプの城郭である。規模は東西400m、南北700mほど。天正十八(1590)年の小田原の役で真里谷宇治は滅亡。城も廃城となった。