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松倉城(富山県)

まつくらじょう【城】


[松倉城(富山県)]
標高4309mの松倉山(鹿熊山)山頂に位置する連郭式の山城。山頂部に空堀で区切られた五つの曲輪が並んでいて、周辺部にも多数の空堀が設けられ、長さ約1kmにも及ぶ巨大な城郭である。築城は南北朝期と推定され、井上俊清が築城したといわれているが他説もある。南北朝期に始祖・椎名孫八が松倉城に入城したとされ、その後、上杉氏家臣の河田長親から佐々成政の持城となり、さらに、前田氏の属城となったが、慶長年間(1596~1615)に廃城となった。