修正依頼



彦根城(滋賀県)

ひこねじょう【城】


[彦根城(滋賀県)]
別名・金亀城。“関が原の役”後、石田三成の近江の旧領を与えられた井伊直政の嫡男・直勝が父の意思を継いで、慶長8年から天下普請として七ケ国(伊賀・伊勢・尾張・美濃・飛騨・若狭・越前)12大名の助役により築城を開始し、20年の歳月をかけて築城したもの。徳川幕府譜代筆頭として、幕末まで井伊氏14代が代々替わることなく居城した。工事は近江国内の旧城郭の部材を再利用したと伝えられ、天守は京極高次の大津城天守、西の丸三重櫓は浅井長政の小谷城、天秤櫓は豊臣秀吉の長浜城、太鼓門櫓は石田三成の佐和山城から、それぞれ移築されたという。