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中山城(山形県)

なかやまじょう【城】


[中山城(山形県)]
永禄、元亀年間(1558-73)米沢城主伊達輝宗の家臣中山弥太郎が築城したという。標高約344mの天守山に築かれ、山頂に本曲輪、その南に二の曲輪、更にその東に三の曲輪が設けられた堅固三段の縄張りとなっている。馬出(近世には馬場)であった旧中山小学校の校地の東方には前衛となる前森山があり、北方には上ノ山楯、物見山楯を配する、自然地形を利用した防備に囲まれた城であった。本曲輪にはほぼ正方形の天守台と称される石組の物見台が現在も遺る。