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長島城(三重県)

ながしまじょう【城】


[長島城(三重県)]
文明14年(1472)に伊勢国安濃の伊藤重晴が築いたとされる。天文年間(1532~55)に石山本願寺の願証寺を拠点とする長島一向一揆勢力は、元亀元年(1570)、領主伊藤氏を追放し、織田信長が畿内にかかずらっている隙を突いて尾張に侵入して織田信興(信長の弟)を敗死させた。天正2年(1574)、織田信長は三度目の長島征伐で長島城を落城させ、滝川一益の持城となった。“関が原の役”の後の江戸時代、菅沼氏が2代、松平(久松)氏が2代続き、元禄15年(1702)、増山正弥が入って8代続き明治に至った。