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戸石城(長野県)

といしじょう【城】


[戸石城(長野県)]
東太郎山の南東側尾根先に築かれた山城で、砥石城ともいう。城跡は最も広い本城を中心に、北に枡形、南に戸石の要害、西南には米山城があって堅固に構成されている。築城は明確な史料はないが、天文10年(1541)以後約10年間、埴科郡坂木を本拠とした村上氏が小県(ちいさがた)、佐久地方に備えるために奪取再築した山城である。天文20年(1551)、信玄に属していた真田幸隆の調略によって落城し、その後真田昌幸が上田城を築城したあともその属城として重用された。