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相馬中村城(福島県)

そうまなかむらじょう【城】


[相馬中村城(福島県)]
坂上田村麻呂が蝦夷への備えとして館を築いたのが始まりとされ、別名は馬陵城。西の阿武隈山地から伸びる比高15m程の小丘陵に築かれた平山城である。南面に流れる宇多川を天然の外堀とし、この水を引いて北面・東面に水堀が配される。尾根続きの西面は、堀切と切岸で防御されている。北面に水堀を中心とした地形的障害を多く用い、仮想敵である伊達氏を意識した構えとなっている。現在では堀、空堀、溜池、土塁、石垣等が残る。もとは3重の天守閣もあったらしいが、落雷で焼失している。