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鈴岡城(長野県)

すずおかじょう【城】


[鈴岡城(長野県)]
築城は小笠原貞宗の第二子宗政が松尾家から分家して鈴岡家をはじめたころといわれている。築城以来、松尾、鈴岡、深志の小笠原三家の間において、しばしば争いが起こったが、天文23年(1554)8月武田晴信(信玄)の伊奈進攻により松尾城の支城となり、天正18年(1590)廃城となった。鈴岡小笠原家は一時的には宗家の松尾小笠原家に代わって南伊奈を治めているが、同家の居城であった。この城跡は幾多の興亡の歴史を秘めて、ほぼ原形に近い形で保存されており、中世の南信濃における平山城の遺構を探る上で貴重な城跡である。(長野県教育委員会・現地案内板より)