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助川海防城(茨城県)

すけがわかいぼうじょう【城】


[助川海防城(茨城県)]
茨城県日立市助川町にあった水戸徳川家の海防拠点として築かれた館で、別名、助川館。山麓を通る岩城相馬街道に大手口が開かれ、山上には御館と称されるのが本丸にあった。御館には表門と裏門があり、中央には山野辺氏の住居。曲輪の南側には二重櫓が建てられていた。元治元年(1864年)天狗党との戦いに巻き込まれ、籠城で落城し、30年足らずでその使命を果たさぬまま終焉を迎えた。現在は助川城址公園となっている。