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新宮城(福島県)

しんぐうじょう【城】


[新宮城(福島県)]
佐原義連の孫・時連が建暦2年(1212年)に築いたといわれている。会津盆地北西部に位置し、城の南西部には新宮熊野神社が祀られている。周囲を二重の堀と土塁で区画された複郭式の方形館で、『新編会津風土記』によれば本丸は東西70間(126m)・南北82間(147m)あり、小路・本小路・道場小路・熊野小路・高野町・祢宜町と呼ばれた城下集落があったという。城跡は現在は水田・畑地となっており、本丸跡とそれを囲む堀跡がわずかに当時の名残をとどめている。