修正依頼



興国寺城(静岡県)

こうこくじじょう【城】


[興国寺城(静岡県)]
北条早雲旗揚げの城として有名だが、当時は小規模な砦であったと思われ、本格的な城として普請されたのは今川義元時代の天文18年(1549)である。永禄11年(1568)武田信玄が駿府に入ると、北条氏は駿河に侵入し興国寺城を占拠し、対武田軍との最前線基地となる。元亀年間(1570~72)には武田方の城となり、天正10年(1582)武田氏滅亡時には城番であった曾根正清が徳川家康に降伏開城し、家臣となった。その後慶長12年(1607)まで使用され、廃城となった。