修正依頼



桑原城(長野県)

くわばらじょう【城】


[桑原城(長野県)]
一名を高鳥屋城ともいい、諏訪総領家の本拠上原城の支城として要害を誇った山城である。甲州街道から約200m北に位置し、本丸は空堀より高さ6m、東西33m、南北25m、面積はおよそ600m2ありm空堀を隔てて西側の二の丸に続く。天文11年(1542)7月4日、諏訪頼重は武田信玄に攻められて上原城からのがれ、ここで敗れた。頼重は甲府に送られ、「おのずから枯れ果てにけり草の葉の主あらばこそまたもむすばめ」の辞世の句を残して割腹し、諏訪総領家は一旦滅亡したという悲史を伝えている。(長野県教育委員会諏訪市教育委員会)