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喜連川城(栃木県)

きずれがわじょう【城】


[喜連川城(栃木県)]
別称、大蔵ケ崎城ともいい、荒川と内川に挟まれ、しかも両側が急傾斜になっている喜連川丘陵突端の要害を巧みに利用した中世の代表的な連郭式の山城。喜連川塩谷氏400年の居城でもある。丘陵は幅が狭く、更に防備を強固にするために空堀を構築したが、特に一の堀と二の堀は深く掘られてあり、構築にはかなりの歳月を要したものと思われる。各空堀とも堀の東側が堀切に沿って土塁が築かれてあり、一の堀は直線、二の堀はS字型、三の堀は鍵の手型と、それぞれ工夫をこらした空堀は大蔵ケ崎城の特徴である。また、四の堀は北から沢が入り込み、城を防衛する上でよい条件になっていた。現在は、お丸山公園として整備されている。