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蒲原城(静岡県)

かんばらじょう【城】


[蒲原城(静岡県)]
蒲原丘陵から孤立した城山層を要塞化した山城で、築城時期は室町時代の前期のころか。築城者は今川氏が駿河守護として入国した後、その一族によって築城したものと思われる。文献上には特定の城主はなく、戦乱の折城代、城番が置かれた。永禄12年(1569)、大改築したが、同年12月、武田氏の攻撃にあい落城、蒲原城は武田方に移る。その後、天正10年(1582)徳川勢による落城まで武田氏の治下にあったが、天正18年(1590)3月、小田原征伐の折徳川勢の着陣を最後に廃城となった。