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搦目城(福島県)

からめじょう【城】


[搦目城(福島県)]
阿武隈川の川筋を南から一望できる丘陵に築かれた中世の城で別称は白川城。鎌倉時代初期に源頼朝に従い、奥州征伐にて武功をたて白河荘を与えられた結城朝光の孫祐広が、正応2年(1289年)ごろ下総結城より移ってきて、本拠としたといわれていて、築城もこのころではないかといわれている。100m程度の丘陵の五つの峰を利用して築かれた城である。本城は南北80m×東西75mで主郭を擁し、主郭の西には二ノ郭があり、ここを通って主郭には北側から出入したものと思われる。遺構としては曲輪、土塁、空堀などがみられる。