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鴨城(富山県)

かもじょう【城】


[鴨城(富山県)]
標高154.6mの山上に位置し、平坦地南西部の主郭跡のほか、西側には約40mにわたる空堀が設けられていた。貞治2年(1363)、桃井直常の討伐軍に参加した二宮氏が「鴨城衆」を命ぜられ、鴨城衆とともに頭高城を焼き払ったと記録があり、また、別の史料には、長禄年間(1457~1460年)加賀半国守護の赤松政則が五位庄高畑村(加茂)の上、城の平と称する地に居住したとあり、さらに延徳3年(1491)の史料には「カモ山のフタツ城」と記録している。こうした史料と縄張りの形態から、この城は14世紀中ごろから15世紀末にかけて使用されたと推定される。