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金沢城(石川県)

かなざわじょう【城】


[金沢城(石川県)]
加賀藩・前田氏の居城として知られる、戦国時代から江戸時代にかけての平山城跡。天正8年、柴田勝家は、加賀一向一揆の本拠となった本願寺金沢御堂(金沢御坊)を落とすと甥の佐久間盛政を配し、盛政は金沢御堂を戦国城郭へと改修した。天正13年、能登小丸山城主前田利家が石川・河北2郡を加増されて金沢城へ入城し、今に残るような近世城郭へと大修築を行った。慶長7年に天守焼失、元和6年には本の丸焼失などの災害があり、その都度再建されたが、天守だけは再建されず御三階櫓が天守代用に建てられた。以後、加賀100万石の居城として明治に至る。