修正依頼



小谷城(滋賀県)

おだにじょう【城】


[小谷城(滋賀県)]
高く険しい伊吹山系を背後に控える要害堅固な小谷山に建つ山城で、大永4年(1524)に浅井亮政が築城したとされる。浅井氏は、織田信長の妹・お市の方を嫁に迎え、織田家と縁戚関係を結んだが、元亀元年(1570)、朝倉氏攻撃中の織田軍に反旗を翻したことから信長に攻められ、天正元年(1573)、落城した。新領主は浅井氏攻撃で名を揚げた羽柴秀吉となるが、秀吉は小谷城を捨て、その資材を利用して今浜に平城の長浜城を築いたため、小谷城は廃城となった。