修正依頼



岩櫃城(群馬県)

いわびつじょう【城】


[岩櫃城(群馬県)]
応永十二(1405)年に斉藤憲行が築城した。吾妻街道を直下に見下ろす天険の岩峰「岩櫃山」(802m)の山裾が東に延びた先端附近に位置する。標高は594m、直下の平沢集落からの比高差は80m程ながら、吾妻街道からは200m弱の比高差がある山城。放射状に伸びる竪堀を横堀や斜面に対して斜めに伸びる堀などを用いて連結した、極めて特異な構造を持っている。永禄四(1561)年、武田信玄の命を受けた真田幸隆がこの城を攻略して主となり、慶長十五(1615)年、一国一城令により廃城となった。