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井波城(富山県)

いなみじょう【城】


[井波城(富山県)]
瑞泉寺3代蓮乗の時代は、土豪や武士団との抗争が激しく、文明16年ごろ本願寺は護法のため瑞泉寺の旧地に塁濠を築き、越中一向一揆の拠点とする城廊を構え井波城と称した。天正9年、瑞泉寺7代顕秀のときに富山城主佐々成政と戦い、堂舎・町屋ことごとく兵火に罹り落城した。佐々成政は、井波城を大改修して家臣前野小兵衛勝長を守将としたが、天正13年の豊臣秀吉の佐々征伐のとき、金沢城主前田利家に攻められ落城した。井波城は前田氏の持城となったがやがて廃城となった。