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伊奈城(愛知県)

いなじょう【城】


[伊奈城(愛知県)]
永享12年(1440)ごろ、本多定忠が築いたという。以来、康俊が関東へ移るまでの8代、約150年間伊奈本多氏の居城であった。享禄2年(1529)岡崎城主・松平清康(徳川家康の祖父)が吉田城(豊橋市)を攻めた時、清康軍に参加した当時の伊奈城主・本多正忠は、清康を伊奈城に招いて凱旋の祝宴を開き、その際、城内の花ヶ池にあった水葵の葉を敷いて酒肴を出したところ、清康は大そう喜び、このことが後の徳川氏の家紋「三つ葉葵の紋」につながったと伝えられている。