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石垣山一夜城(神奈川県)

いしがきやまいちやじょう【城】


[石垣山一夜城(神奈川県)]
関東で最初に造られた総石垣の城。太閤一夜城とも呼ばれるが、秀吉が築城に際して、山頂の林の中に塀や櫓の骨組みを造り、白紙を張って白壁のように見せかけ、その上で一夜のうちに周囲の樹木を伐採してそれを小田原城中の将兵に見せて驚かせたといわれていることによる。しかし、実際には延べ4万人が動員され、天正18年4月から6月まで約80日間が費やされた。北条氏滅亡後もしばらくの間は秀吉の関東目付けの城として存在したようであるが、秀吉の目が朝鮮半島に移ると役目を終え廃城となった。