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足柄城(神奈川県)

あしがらじょう【城】


[足柄城(神奈川県)]
中世の悌郭式山城で、北西尾根の五連郭が主体で、北東尾根の明神郭と南尾根の南郭を後備えとしている。築城の時期は天文6年(1537)2月、今川義元が武田信虎と縁戚を結んだことに怒った北条氏綱が箱根を越えて河東一帯に出陣し、今川氏と争った「河東一乱」の後と考えられている。豊臣氏と北条氏の開戦直前の天正18年(1590)4月、徳川家康の将、井伊兵部少輔直政の一隊によって攻撃されて開城、廃城となった。