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阿尾城(富山県)

あおじょう【城】


[阿尾城(富山県)]
大伴家持の歌に「東風が強く吹くところ」と詠まれた、海に突き出す断崖の城跡。16世紀中ごろに築かれ、戦国武将菊地武勝が居城したといわれる。菊池氏は初め上杉謙信に従い、後に織田信長配下の佐々成政に属した。信長の死後は前田利家に通じて成政と敵対し、成政降伏後、居城とともに1万石を前田氏から安堵されている。その後、慶長年間(1596~1615)ごろに廃城になったと思われる。