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みやま

みやまし【福岡県】


[みやま]
筑紫平野に位置し、西部は有明海の干拓で開かれた地。2007年、三池郡高田町、山門郡瀬高町が合併して誕生した市名。「みやま」は、三池郡の「三」と山門郡の「山」から採った合成地名で、親しみやすい平仮名を採用。「三池郡」は、「和名抄」は「三毛郡」と記し、筑後国「三計(みけ)」郡と訓じている。「日本書紀」に記す、景行天皇が巨大な倒れている「クヌギの木」を見て「御木の国」と命名したことによる説、「筑後国風土記」に記す、巨大な木があったことから「御木の国」といい、それが転じた説、朝廷に魚を収めていたことから「御食(みけ)」の意とする説などがある。「山門郡」は古代からの郡名、「和名抄」は筑後国「夜万止(やまと)」郡と訓じている。邪馬台国比定地の一つ。郡名は、平野から山の方へ行く出口とする説、「山の間」とする説、女神・「八女津(やめつ)媛」の「八女津」に由来する説などがある。