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豊後大野

ぶんごおおのし【大分県】


[豊後大野]
菅尾磨崖仏・犬飼石仏など仏教遺跡が多く残る、原尻の滝・沈堕の滝を擁する、大野川の中・上流地域に位置する市。2005年、大野郡5町2村の合併の際、全国公募の結果を踏まえ決定した市名。他の候補には「大野川」・「豊野」などがあった。「大野」は古代からの郡名、「和名抄」は豊後国「於保乃(おほの)」郡と訓じている。「オホ(美称)・ノ(野、なだらかな丘陵地)」の意とする説がある。「豊後」は、大分県(北西部以外)の旧国名。7世紀末頃、豊(とよ)国が豊前・豊後に分かれて誕生。豊国は、豊かな国と解する説、「豊後国風土記」にある「白鳥が芋草に化したという」豊草説などがある。