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東国東

ひがしくにさきぐん【大分県】


[東国東]
1878年、国東郡を東国東郡と西国東郡に分割したことで誕生した郡名。『国東』は、古くは国崎・国埼・国前とも書いた。平安期には見える地名、豊後国国埼郡国前郷。鎌倉期には国東郷。「国東」の字は、豊後国の東方に位置することから当てられたとされる。古代からの郡名「國埼(君さき)郡」については、「豊後国風土記」に景行天皇が周防国佐婆津を出航してこの国を望み、「国之崎乎(国の崎ならむ)」といわれたことによるとある。瀬戸内海の要津であった豊後国の岬(突端)の意とする説がある。