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陸奥亮子

むつりょうこ


[陸奥亮子]
1856-1900
明治時代の政治家で外交官でもあった伯爵・陸奥宗光の夫人。その美貌と聡明さによって「ワシントン社交界の華」と呼ばれた。江戸に生まれ、明治の初めに東京新橋の柏屋で小鈴(小兼)の名で芸妓となった。1873年(明治6)、17歳のとき宗光に見初められて後妻となった。1882年(明治15)、政府転覆運動に荷担した疑いで禁固5年の刑に処せられた夫が特赦によって出獄を許され政府に出仕。1888年(明治21)、駐米公使となった宗光と共に渡米。その美貌、個人的魅力、話術によって「ワシントン社交界の花」「駐米日本公使館の花」と称された。